病院での死亡

 

通常であれば、病院で死亡するケースが多いと思われます。一般的な病死の場合は、まずは医師からの説明が行なわれることになります。それまでの治療の経緯やその結果など、死亡に至るまでの事実だけが淡々と述べられることになります。

 

そして、家族の死亡確認を一緒にする必要があります。そこで確認することは、死亡した人が本人であるかどうかということや、瞳孔が開いているかどうか、そして死亡時間です。死亡が確定すると医師から死亡診断書が手渡されることになります。

 

死因が不明の場合は、警察による事情聴取が行なわれます。そこでは、死亡した本人の持病の有無や、住所氏名の確認なども行なわれます。場合によっては、死亡診断書のコピーを担当の警察署に提出する必要があることもあります。

 

家族が救急車で病院に搬送され、その病院内で医師によってその死が確認されたケースでも、その死因が明確ではない場合は、医師は24時間以内に警察に届け出ることが義務付けられています。この場合は、警察が死体の検視をして犯罪性の有無を調査することになり、医師による遺体の診察も同時に行われることになります。

 

犯罪性がないと判断された場合は、医師の死体検案によって死体検案書が作成されることになります。逆に犯罪性があると判断された場合は、司法解剖が行われることになります。